Bridge Lifeは2008年の創業当初から、外国人専門の仲介・管理会社として事業を展開し、1万件超の仲介・サポート実績を持っています。また住宅の手配から入居中の生活のサポートまで、多種多様な商品・サービスを取り揃えていることも大きな特徴です。

今回は株式会社Bridge Lifeの皆さんに、創業の背景や事業にかける想い、今後のサービス提供における展望について伺いました。

インタビュー企業

サービス名外国人コール24
サービス提供企業株式会社Bridge Life

インタビュー者

本常務取締役 営業本部 部長 種橋 康隆 様
不動産事業部 部長 雄鹿 俊太郎 様
コールセンター事業本部 営業部 営業推進課 次長 鈴木 亮介 様

部屋探しから入居後のサポートまで、外国人の「住」に寄り添う

―まず御社の事業概要について教えてください。

種橋様:当社は「外国人住まい総合生活サポート企業」として、主に4つの部署で事業を運営しています。一つは外国籍の方向けの不動産仲介を行う不動産事業部、そして全国の不動産管理会社向けサービスである「外国人コール24」を提供するコールセンター事業部があります。さらに、外国人専門の社宅・学生寮の仲介や管理業務と家具家電レンタルなどを手がけるプロパティマネジメント部、最後にバックヤードの管理本部からなります。

創業のきっかけは、代表の飛田が家賃保証会社で働いていた頃の出来事がもとになっています。飛田が営業先の不動産会社を訪れたとき、外国籍の方が仲介を受けられず門前払いされる様子を多く目にしていました。そこで「日本に住みたい外国人に対して何か手助けができないか」と、2008年にBridge Lifeを立ち上げてライフライン開通のサポートや入居中のトラブル対応などの事業を始めました。

―17年前というと、まだまだ日本に住む外国人が少ない時代ですよね。事業は順調に伸びていったのでしょうか。

種橋様:パンフレットを持って管理会社に営業をして回りましたが、17年前は外国人が住める物件自体が非常に少なく、まったく導入されませんでした。そんなときに「海外から来てお部屋探しに困っている人がいるから手伝ってほしい」と声がかかり、なんとか入居まで支援することができました。

その出来事をきっかけに「お部屋紹介も外国籍の方を支援する一つの方法として良いかもしれない」と考え、不動産の免許を取って本格的に仲介業務を行う形にシフトしていき、これまでの仲介・サポート実績は1万件を超えました。

ただ、外国籍の方は日本の文化に慣れていない方も多く、入居後も丁寧なサポートが必要です。そこでお客様のお困りごとを解決するため、ライフライン・インターネット開通や家具・家電のレンタル、多言語で対応するコールセンターの立ち上げなど、一つひとつの課題解決をしていくうちにビジネスが広がっていきました。

文化の違いを理解してトラブルを解決。多言語対応コールセンターの強みとは

―御社のサービスの中でも、多言語対応のコールセンターは非常にニーズが高いと思います。ぜひサービス概要について教えてください。

多言語コールセンター|外国人向け不動産仲介・生活サポートの株式会社BridgeLife

鈴木様:当社のコールセンターのオペレーターは外国語が話せるだけでなく、不動産管理の知識を持ち、賃貸のルールをきちんと理解しています。単なる通訳以上の対応が可能な点が大きな強みで、2025年1月現在、全国2,500社を超える管理会社様にご利用いただいています。

外国籍の入居者様は言葉の壁を問題視されがちなのですが、それよりも文化の違いから来るトラブルが非常に多いです。例えば、ベトナムでは夜中に誕生日パーティーをする習慣がありますが、日本でそれをすると他の入居者様から騒音のクレームが起きますね。こういったケースでは、当社は同じベトナム出身のスタッフが対応し、文化的背景を理解しながらも「日本の賃貸のルールや生活スタイルでは迷惑行為になってしまう。だから夜は静かにするべきだ」と伝えます。

なぜ夜中にパーティーをやってしまうのかを理解できる人が注意するのと、日本人が頭ごなしに「夜中に騒いではいけない」と言うのとでは、かなり印象が違うと思います。出身国が同じ人間として、また不動産管理のプロとして「その行為をしてはいけない理由」をきちんと説明できるのが大きな特徴であり、管理会社様から見れば入居者様同士のトラブルを最小限に抑えることができるコールセンターとして好評をいただいています。

―不動産の知識を持った同じ国籍の人が対応してくれると、入居者様も管理会社様も安心できますね。他に入居後のトラブルとして多いのはどういった内容でしょうか。

鈴木様:騒音の他にはゴミの分別が最も多いですね。ゴミの出し方や決められた曜日ではない日に出してしまうなど、コールセンターでもよく聞く事例です。言葉の問題だけがクリアになればいいというわけではなく、根底には生活習慣の違いがありますので、まずは日本の文化と自国の文化の違いをわかってもらうのが重要です。

種橋様:トラブル時の対応でノウハウが蓄積されると、「この国の人はこういう傾向がある」といった予測が事前に立てられるようになるため、今では仲介時に注意事項をアナウンスするための書類などを用意しています。

入居前にお知らせすることで「知らなくて起こしてしまうトラブル」を防ぐことができますし、外国籍の方も情報があれば「私の国では当たり前なのに、なぜかクレームを言われた」という経験を減らすことができるので、日本の生活にスムーズに馴染んでいただくためには必要なことだと思います。

外国人も住みたい部屋が選べる。独自の新サービスでお部屋探しを支援

―外国人の暮らしのサポートをするために様々なサービスを展開している御社ですが、今の不動産業界における外国人入居の課題にはどういったものがあると思いますか。

雄鹿様:地方では外国人を受け入れる管理会社がまだ多いと感じておりますが、関東近郊や都市部では、管理会社やオーナーが日本人を優先する傾向がまだ根強く残っています。 当社にも、大手不動産サイトで気になる物件を見つけた外国籍のお客様からご相談をいただくことがあります。しかし、詳細を確認すると「外国人不可」となっているケースも多く、入居をお手伝いできないことに心苦しさを感じています。 こうした課題を解決するため、当社では 外国人入居可能な物件のみを紹介する「BridgeRoom」 というサービスを展開しています。サイトは 5か国語対応 で、今後も掲載物件を順次拡充予定です。このサービスを活用いただくことで、外国籍の方もスムーズに物件探しができ、仲介会社で断られるといったストレスを軽減できます。

外国人専門の物件情報サイト「Bridge Room」・株式会社Bridge Lifeが運営

―初期費用を安く抑えられる「ZEROYENSTART」というサービスも開始されたそうですね。

雄鹿様:「ZEROYENSTART」は、外国籍の方が初期費用0円で入居できるサービスです。
当社と 株式会社マイナビブリッジ、ナップ賃貸保証株式会社、株式会社ユートピア不動産 の4社で共同運営しています。

この仕組みでは、株式会社マイナビブリッジが物件を借り上げ、入居者に転貸することで 初期費用を立て替え ます。入居者はその費用を毎月の家賃と合わせて分割払いするため、初期費用0円での入居が可能 となります。

日本独自の 敷金・礼金の慣習 に戸惑う外国籍の方や、仕事の都合で来日当日からすぐに住める部屋を探している方 にとって、大きなメリットがあります。当社では、入居前の説明や契約手続きをサポートし、外国籍の方が 安心して日本で暮らせる環境 を整えています。

さらに、多言語対応の コールセンター「外国人コール24」 もセットになっており、入居後のサポートも万全です。

ZERO YEN START|初期費用ゼロ円で賃貸入居

外国人と日本の物件の架け橋に!賃貸業界の課題解決を目指して

―創業時の17年前と比べると、入居者様のニーズや業界の流れはどのように変化していますか。

鈴木様:少し前まで、大手の管理会社様・保証会社様は全般的に「日本人だけで部屋が埋まるのならそれでいい」という反応でした。しかしここ1年ほどは、大手不動産企業も外国人の対応を強化している印象です。これからの時代は日本で働く外国籍の方が増えますし、その受け入れ対応がマストになるという実感があるのかもしれません。

種橋様:創業当時よりは外国人の受け入れがしやすくなってきた印象がありますが、業界全体としてはまだまだだと感じる部分もあります。今後、外国籍の方が賃貸物件に住むことが当たり前になってくると、管理会社様も細かな対応が求められます。もちろん当社もサービス内容を細かくしていく必要があるでしょう。会社を立ち上げた当初から、お客様に「やってほしい」と言われたことをビジネスにしてきた経緯がありますので、これからもその姿勢を継続して幅広いお困りごとを解決できる会社でありたいですね。

―御社が今後目指す姿や将来の展望についてお聞かせください。

種橋様:当社のミッションは、賃貸入居における外国人と日本人との差をなくすことです。代表の飛田もよく言っていますが、日本の人口が減って外国籍の労働者などが今後入ってくる中では、それに対するインフラを整備する仕事が必要不可欠です。住環境に関しては当社がお役に立てると考えますので、スピード感を持ってビジネスを発展させていきたいですね。

おかげさまで現在は仲介業務やコールセンターの対象が全国に広がり、お客様や管理会社様からも「良いサービスだ」というお声をいただいています。今後はお客様との関わりの中で集まった情報をもとに、より良いサービスを提供できないかと考えています。例えば「この国籍の方はこの地域に多く住んでいて、過去のトラブル事例はこれ」というように、データに基づいた物件管理ができれば、管理会社様に対してもより高い価値を提供できると思います。

今後も「日本と外国人の架け橋になる、外国人住まい総合生活サポート企業」として、日本で新たな生活をスタートさせる外国人と管理会社様のニーズに寄り添い続けます。

―外国人が日本で物件を借りる際はまだまだ高い壁が立ちふさがる中で、その現状に風穴をあけるサービスを2008年から提供し続けてきたBridge Life。外国人の「住」にまつわる課題にとことん寄り添いたいという、熱い想いが伝わってくるインタビューでした。今回はお話をお聞かせいただきありがとうございました。